レーシックの種類と歴史
近視や乱視、さらに遠視などのいわゆる屈折異常に対して、従来では眼鏡やコンタクトレンズで矯正するものでしたが、それが近年ではコンピュータの目覚しい発達に加えてレーザー技術の進歩により、レーザーで治すことが出来るようになり、メガネやコンタクトレンズなどを必要としない方法も選択することができるようになりました。
歴史を見てみると1963年からいくつかの方法が開発され、1985年にはエキシマレーザーを用いて角膜表面を平坦化させるPRK手術が開発されました。
エキシマレーザーは、角膜に熱や衝撃波を与えずに形状を加工できるため、屈折異常の手術には欠かせないものでしたが、レーシックは角膜を削るときにエキシマレーザーを用いる点でPRKと異なります。
レーシックはPRKに見られた強度近視を矯正した後の角膜混濁がなく、回復が早いため、以後レーザー屈折矯正手術の主流になりました。
2001年に究極の屈折手術とも言うべきイントラレーシックが開発されました。
イントラレーシックで作るフラップは薄く精密で滑らかなフラップを作ることができます。
このイントラレーシックの登場によって、これまでレーシックやエピレーシックでは治療が困難な薄い角膜の方や最強度の近視の方の治療を可能にしたことが大きな特徴です。
ただ、同じレーシックと言ってもその方法は、医療機関によって微妙に異なってくるようです。
特に、イントラレーシックはインドラレーザーの調整を正確に行うことで、レーシックよりもフラップを作る技術が要求されます。
それは、装置の調整が手術結果を決定づけるほど重要であり、調整すること自体が大変高度な技術を要するのです。
視力矯正手術といえば、レーシック(LASIK)やイントラレーシック(Intra LASIK)が知られていますが、他にも方法があります。
ウェーブフロントレーシックというのは、手術前に個人特有の視覚情報を非常に事細かく解析をしたうえで行うレーシックのことで、いわばオーダーメイド型のレーシックとも言えます。
エピレーシック(Epi-LASIK)はレーシックの技術を追求してフラップをさらに薄くることによって、レーシックの適応範囲や矯正度数の限界を安全しかも確実にした手術です。
いずれにしても、どんな手術にも完璧な方法はないため、過大な期待で手術を受けた場合、術後に思ったより見えない、夜間の光が溶んでクリアでないなど、結果に対して満足できない場合があります。
屈折矯正手術は通常の外科的手術とは異なり、緊急性があるものではなく、手術によって得られるメリットとデメリットをよく考慮する必要があるといえます。